イルベ貯蔵所
イルベ貯蔵所(韓: 일베저장소[1]; RR: Ilbejeojangso)、とは、韓国の巨大掲示板サイトのひとつ。イルベ(韓: 일베; RR: Ilbe)と略され、「嫌儲」のように「イルベ」に蔓延したとされる思想を曖昧に指す場合にも使われる。しばしば5ちゃんねると比較されるが、いくつかの専門板、専スレが未だに影響力を行使し、腐っても巨大掲示板であるという意地を見せる5ちゃんねるとは異なり、朴槿恵弾劾以降のイルベは一切の影響力を喪失した。しかし「イルベ」という単語自体の象徴性は今なお健在。
概要
DCinsideには全ギャラリーの中から閲覧数の高かった投稿が自動で収集されリストアップされる「日刊ベスト投稿[2]」という機能があったが、公序良俗に反する投稿は随時削除される。ところが、一時期はそのような投稿が頻繁に上がってきており、それらを削除される前にアーカイブを取るサイトとして2010年4月13日に「イルベ貯蔵所」が発足した。しかし、外国の無料ホスティングサービスを使用していたのもあって極めて不安定であり、数ヶ月もたず閉鎖。
その後、旧イルベ貯蔵所の利用者の1人が堅牢なサーバーを用意してイルベ貯蔵所を再建し、その信頼性の高さからユーザーが集まった。この際、旧イルベの「すべてのイルベを貯蔵する」という方針は撤回され、貯蔵するイルベを厳選し始めた。しかし、時間が経つにつれそもそもの「イルベを貯蔵する」というアイデンティティすら曖昧になっていき、最終的にサイト名とは関係なく単なるコミュニティの1つとして扱われるようになった。
かつてはDCinsideの次に勢いのある掲示板サイトだったが、朴槿恵を盲目的に賛美し、他板にも持ち出す典型的な政治豚であった政治板住民、および朴槿恵を擁護するような裁定を続けていた運営陣に対して溜まっていた不満が朴槿恵弾劾で爆発し、極端化した政治板住民が暴れ回り、急速に衰退した。事実上、朴槿恵と歩みを共にしたサイトであり、朴槿恵当選でDCと袂を分かち独自路線を歩み始め、朴槿恵弾劾で住民の大多数がDCに帰省し老人ホームと化した。
板
5ちゃんねるも「なんでも実況G」「ニュース速報(嫌儲)」で全く毛色が違う上、その他にも多数の専門板を抱え、あえて一語で表すのが困難なように、イルベも「チャルバン掲示板」「政治/時事掲示板」で違い、いくつか専門板も存在する。
チャルバン掲示板
アニ豚排斥傾向のノンジャンル板で、イルベで最も勢いのあった板。
盧武鉉を韓国における日本の真夏の夜の淫夢ポジションに、三男掲示板の安倍晋三ポジションに押し上げた主犯。
政治/時事掲示板
かつて存在した「政治・社会掲示板」から分離された板で、「イルベ」の悪名を轟かせた元凶。
元々政治豚を排斥したがっていた運営の1人である새침부끄が、チャルバン-ユーモア掲示板から政治を排除するためにLRに政治禁止を追加するかの投票を行い、賛成多数で可決。名目上、政治の話題は既存の「政治・社会掲示板」に排除されたものの、その頃は単なる過疎板の1つでしかなかった。
その後、政治・社会掲示板がDCinsideの「落星垈マイナーギャラリー」の避難所として機能し始め、その後も様々な避難民が合流し、これまでの自身の扱われ方を回顧した住民が「煽りカス排除」「左右問わず討論重視」の文化を形成し、ネット上で唯一まともな政治討論ができる奇跡の場所として稼働し始めたのを見て새침부끄は考えを改め、逆に政治の話題を保護するために「政治掲示板」「社会掲示板」に分離し、既存の隔離機能を社会掲示板に再び排除した。
しかし、朴槿恵当選を起点に政治豚の煽りカスに占領され、結局典型的な隔離所と変わらなくなってしまう。現在、主に「イルベ」と呼ばれるのはこれ以降の住民および文化である。「イルベ用語」として知られる大多数もここから出たもの。朴槿恵弾劾以降は住民が極端化し、イルベ全域に転移を繰り返す末期癌ととなり、イルベ衰退に大きく貢献した。
2020年7月24日に板名が「政治/時事掲示板」に変更された。
サブ掲示板
2023年5月12日から開始した、DCinsideのマイナーギャラリーに相当するサービス。掲示板申請板で受理されると開設され、板名の語尾にⓢがつく。
ほとんど過疎板であり、ブルーアーカイブⓢがギリギリ機能しているか程度。